ブログ

ミラノサローネの歴史について 世界最大級の国際家具見本市の魅力をご紹介

今回は、ミラノサローネについて解説します。

ミラノサローネとは、毎年イタリアで開催される世界最大規模の家具見本市のことです。

1961年から始まった見本市であり、最新トレンドを確認できる場として多くのデザイナーや家具メーカー、照明メーカー、キッチンメーカー、バイヤーなどから注目されています。

長く開催されてきたミラノサローネですが、この見本市にはどのような魅力があるのか、その歴史とともに確認していきます。

当記事では、次のような内容に沿ってお伝えします。

見本市とは

まずは、見本市について簡単に確認しておきましょう。

見本市とは、売買を目的として事業者を相手に自己商品の見本を見せながら商談を行う催しのことです。

一般的には、1年に1回など定期的に、同じ業界分野の関係者が集まって開催されます。

見本市は英語ではTrade ShowまたはTrade Fairと表記されます。

Tradeには売買という意があり、言葉のとおり事業を目的とする要素が強いです。

関係事業者でなければ入場できないなど、入場資格に一定の制限がある見本市もあります。

ミラノサローネとは

ミラノサローネは、イタリアで開催される世界最大規模の家具見本市です。

1961年から始まった歴史のある見本市です。

2023年4月に開催された第61回見本市には、30万人以上が来場しました。

平日はビジネス関係者のみが入場対象となることもありますが、週末は誰でも無料で入場できます。

ミラノサローネの開催時期には、同時にミラノ市内で他の展示やイベントも開催されています。

サローネ国際インテリア小物見本市、サローネ国際オフィス見本市(ワークプレイス3.0)はミラノサローネと同じく毎年、サローネ国際照明見本市(エウロルーチェ)、サローネ国際キッチン見本市(エウロクチーナ)、サローネ国際バスルーム見本市(サローネバーニョ)は隔年開催となっています。

ミラノサローネ、その関係する見本市等のデザイン関係イベントの総称してミラノデザインウィークと呼ばれます。

ミラノサローネの歴史

ミラノサローネは、家具とデザインの分野における世界的なイベントとして、1961年にイタリアのミラノで始まりました。

イタリア語ではサローネ・デル・モービレ(イタリア語:Salone del Mobile)という、家具見本市という意の見本市名でした。

第二次世界大戦後、家具やアクセサリーなどのイタリア製品の輸出促進を目的として、イタリア国内の家具メーカーが集結して開催されていました。

1967年には、国際家具見本市として、イタリア国外の家具業者も参加するようになりました。

見本市名も、サローネ・デル・モービレ(イタリア語:Salone del Mobile)から、サローネ・インテルナツィオナーレ・デル・モービレ(イタリア語:Salone Internazionale del Mobile)へ改名されました。

1998年には、35歳以下の若手デザイナーが出展対象であるミラノサローネサテリテが始まりました。

現在のサローネサテリテは、若手デザイナーによってはその能力を発揮するアピールの場として、企業にとっては優れた才能を探す場となっています。

世界各国からサローネサテリテへの出展者が集まりますが、日本から出展している方も多数おられます。若手デザイナーの登竜門として位置づけられています。

2005年からは、毎年10月にモスクワ・ミラノサローネが開催されています。

イタリアミラノの国際化への取り組みを強調するものとして、ロシアのモスクワエキスポにて開催されており、ロシア企業や海外の企業が多く参加しています。

2014年には、サローネ・デル・モービレ・ミラノ(イタリア語:Salone del Mobile.Milano)という見本市名で商標登録されました。

2016年からは、毎年11月に上海ミラノサローネが開催されています。

第61回ミラノサローネ

2023年4月18日から23日までの期間で、第61回見本市が開催されました。

2022年開催時と比較して15%増えて、30万人以上が来場しました。

2021年のミラノサローネは新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、開催が見送られました。

2022年には開催時期を4月から6月へ延期させて開催されましたので、この2023年第61回開催は、数年ぶりに通常通りに開催できたミラノサローネとなりました。

第61回ミラノサローネには、企業やデザイナーなどあわせて2000程の出展がありました。

今後の開催予定

ミラノサローネは毎年4月に開催されています。

次の第62回見本市は、2024年4月16日から21日までの期間で開催される予定です。

平日はビジネス関係者のみが入場対象となりますが、週末は一般の方も入場できます。

興味を持たれた方は、2024年開催の見本市へ参加することを検討してみても良いでしょう。

まとめ

今回はミラノサローネについてご紹介しました。

歴史あるミラノサローネは、世界最大規模の家具見本市であり、デザイナー等多くの関係者から注目されています。

世界中から関係者がミラノに集まり、最新トレンドを確認する場として、大変魅力があるイベントです。

特に、家具輸入業、家具製造業など、家具に関連するビジネスを営まれている方は、新たなビジネスチャンスに繋がることも多々ありますので、是非チェックしておきたいところです。

>>弊社サービスについてのお問合せ・お見積りはこちらから!

PAGE TOP
advanced-floating-content-close-btn無料相談・お見積もり