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国際輸送・輸入の手順について詳しく解説!知っておきたい貿易の基本

皆さんこんにちは!

OTSの吉見です !

私事ですが、最近キャンピングカーを買いました!!
国産の工場で仕上げていただき、時間はかかるの様ですが、

今はは納車を楽しみにしてます( *´艸`)

するとある日、ディーラーさんからこんなことを言われました。。。

ディーラー:今、なかなか備品が入ってこないみたいで、少し納期が遅れるかも。。。
吉見:えぇ~~!!たいへんですね~。。。わかりました!いつ頃ですか?
ディーラー:どうも輸入してるものがまだ到着してないみたいでして。。。

ん?輸入??

国産なのに輸入??

そして私、改めて気づいたんです!!

日本製のテレビ、洗濯機、エアコンも、ボールペン、お鍋、歯ブラシ、タオルも。。。

私たちの生活の身の回りの商品には「輸入」がかかわっていることに!!

今日は、そんな「輸入」についてお話したいと思ます!

今でこそ個人輸入、平行輸入など輸入した商品は身の回りに溢れてます。

ヘッドホン、タオル、カバン、どれもタグに「Made in ○○(日本以外の国名)」と記載ありますよね?

すべて日本に輸入された商品なんです!

そもそも、輸入って何なのでしょうか?

輸入って、要は海外から物を日本にいれることでしょ??って方が多いと思います。

私も恥ずかしながら、貿易に携わる仕事をしているのに気づくのに2年目かかりました。

大体あっているのですが、日本に物を輸入するのには申告、許可、検査、と色々な手順があるんです。

では、普段気にも留めないあり前の裏側を少しご紹介しましょう!

まずは、商品の取り決めですよね??

今ではネット販売が主流となっており、皆さん一度は何か購入されたことがあるんではないでしょうか?

日本国内では何も考えずとも、基本的にお金を払えば玄関先に荷物を持ってきていただけます。さも当然のごとく。。。
これは大体の出展サイトであれば海外で出店している商品を、「個人使用の目的」で購入した場合、かつ、とても大きなものでなければ、同じように持ってきてもらえます。

ですが、「商業用」のものはそうはいきません。

まずは、売り先の会社と、どこ迄の費用の負担をするのか?例えば中国から日本の港の費用までを売主が、若しくは中国の港まで、納品先まで、さまざまな条件を付けて値段が決まります。

ここからが全く違うところです!!

『日本に入れる商品を税関に申告し、許可をもらうまで輸入できません!!』

厳密には、申告した商品を許可して頂く事を「輸入」といいますが、許可がもらえなければ、ずーっと商品は港に止まったまま、保管料だけがかかってしまい、最悪港作業料、保管料、条件によっては中国から日本へ船、飛行機で持ってきた輸送量すべてを支払い、

さ・ら・に! 送り返す費用払って商品も手に入れられず終わるという悲しいことになってしまいます。

お金の使い道がなく、余って仕方がない、どうにもこうにも減らなくて困っているのであれば止めはしませんが…、そんなこと滅多にないので何を申告するかを覚えておきましょう!

それは、あなたが「輸入する商品」に関するすべての情報です。

税関から求められる情報は商品によって違いますが、基本的な点をいくつかあげると、

  • 商品の購入先
  • 商品の購入者(会社 or 個人)
  • どのような商品なのか (どのようなもので、どのような目的で使うのか、など)
  • 商品の原産国
  • 1個当たりの価格
  • 総数量

と、事細かに聞かれます。ものによっては、食品検査、植物検疫、動物検疫など、別途必要なものもありますが、ここではそこについては置いておきますね。

こうした情報のなかから、税番(輸入商品すべてに割り振られているカテゴリーのようなもの)を探し出し、関税、消費税を納めることで初めて許可となります!

もちろん、物によっては輸入できないようなものあります。

軍事転用できるような武器、麻薬なんて物を個人単位で輸入できるとなると、とても物騒な世界になってしまいますよね?

なので、最終的に税関が内容を把握し、認められた物のみが「輸入」されるわけなんです。

いわば、選ばれし者たち!!・・・ま、間違ってはない・・・と、おもいます・・・。

話が脱線しそうなので、元に戻しますね。汗

こうした情報を提供した場合でも、中にはこの商品よくわからないな、

この人(会社)、今回が初めての輸入だな、この会社・・・以前によくわからない物を入れようとしていたな、など、様々な理由で「輸入」を止められる場合があります。

こんな場合、「信じてください!私は普通の商品しか輸入してません!!」や、「前にも輸入してるんだから大丈夫ですよ!」なんて言葉は一切聞いてもらえません。

そう、こういった場合に税関はその商品を検査することになります。

検査の内容も様々ですが、X-Ray(レントゲン)や、中には箱を開けて中身をチェックする場合があります。

昔は主に船で貿易をしていたので、このような検査で、麻薬や、武器の密輸を港で止めていたんですね。なので、水際対策と呼ばれるようになったそうです。

もちろん皆さん密売人ではないですので検査なんて関係ないよ!と思われるかもしれません。

それでも、荷物を止められることがあるんです!!

それは、「申告していない商品が入っていた、若しくは申告内容と違った商品が入っていた」などです。

多いのが、購入先の方が「オマケでうちの別商品つけておいたよ!」とか、「別の商品も一緒におくったよ!」などです。

先にお伝えした通り、「あなたが輸入する商品」言い換えれば、あなたが「日本に入れようとしている物」を申告しなければならないので、オマケでついてきても、一緒に送ってきてもあなたにはそれが、どれくらいの価値で、いくつ、どのようなものが入っているか「申告」しなければならないのです。

こうなると税関もあなたの貨物に注目し、正しい情報をもらえるまで許可してくれません。

なので、輸入する際には必ず、送られてくる荷物の内容は把握しておきましょう。

ここまで来ると、あとは国内配送ですね。

実はこのトラック配送も注意点があるのです。

それは「運送屋さんはトラックの上から荷物を降ろさない」ことです!

通常、ネットショップだと玄関先までもってきてくれますが、個人で輸入した商品に関しては、自らトラックの上の荷物を降ろす必要があるのです。

なので、もし、マンションにお住まいの方や、ビルに荷物を入れたい方はどうやって物を部屋に入れるかを確認しておきましょう!

玄関サイズが90cm x 210cmなのに商品が120cm x 190cmだと、どう頑張っても玄関を通らないですからね・・・。

窓から入れたりするのであれば高さや、対応のするトラックなどが必要ですからね。

こうして、我々の身近な商品は日本へ「輸入」されてきます。

もちろん私が冒頭でお話してしていたものそうですが、電化製品、製造は日本でも部品はほかの国のものを使っていたり、何気なく使っているタオル、歯ブラシなど、いろんなものがこのようなプロセスを経て日本に入ってきているんですね。

あなたの家のタオル、税関職員は何処から来たか知っている!!

なんてことは無いですが、それでも当たり前にある身の回りの商品一つ一つが実は事細かな詳細を税関に申告して、許可をもらった物のみが、販売されている、そう考えると、当たり前の裏側にはとてもとても細かい作業があるんだな~とおもいますね!

あなたはひょっとするとその功労者の一人になるのかも?

ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

以上、早く車が届かないか首をながーくして待っている吉見より、輸入について!でした!

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