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ミラノサローネの魅力(世界最大の家具見本市)

ミラノサローネとは?

世界最大の家具見本市ミラノサローネ2022年6月開催決定!!

ミラノサローネ…それは毎年4月ごろ(2020年は新型コロナの影響で中止、2021年は9月に開催)、1,800社以上の家具メーカーやインテリア関連企業が参加する、正式名称「Salone del Mobile Milano(サローネ・デル・モービレ・ミラノ)」。世界中が注目する最大級の家具、雑貨、インテリア、テキスタイル、建材の展示が行われます。さらに世界の最新トレンドが展示されるイベントでもあり、多くの日本企業も参加しています。
この展示会の魅力をまとめると次のような内容があげられると思います。

  1. 世界のトレンドが一目でわかる。
  2. 最新のデザインから素材まで、インテリアに関するあらゆる物が集まっている。
  3. 製作に関わるあらゆる人が来場する。出展者には職人などもいるので生の声が聞け、製作者の気持ちや背景を直接知る事ができる。
  4. 気に入った商品はその場で商談することができる。
  5. 併設展示会も実は面白い、2022年はエウロクチーナ(サローネ国際キッチン見本市)です。

そして隠れた最大の魅力は、イタリアミラノの街中で開催されるので体全体でイタリアを体験できることではないでしょうか。ミラノサローネは製品を世界に紹介するまたとないチャンスです。しかし、出展までの道のりは長く、面倒くさい書類の準備も必要。弊社では、出展を決めた方へ、特別にどうやって出展するの?いつから準備するの?など、お答えします。


ミラノサローネ出展への道のり

まず一番重要なのは、場所取り。ミラノサローネは中心となる見本市会場だけでなく、ミラノ市内全体が会場になる見本市。ミラノ市はかなり広いので、ここで当社現地コーディネーターの出番です。
どの場所に出展すれば、どれくらいのお客様やバイヤー様が立ちよってくれるか、的確なアドバイスをご提供致します。一週間の会期で約50万人が訪れる展示会。コーディネーターのアドバイスで、1社のブースに一週間で25,000人の集客があります。もちろん、来客数だけでなく出展場所の広さやその中に展示する商品のレイアウト、また会場での通訳も手配可能。メールだけでなく直接お会いして、御社の大切な商品を世界に紹介するため、的確なアドバイスをご提供致します。
ミラノサローネは製品を世界に紹介するまたとないチャンスです。しっかりと準備して臨みたいですよね。でも出展する先は海外、しかも遠く離れたイタリア・ミラノ。普通の国内輸送とは勝手が違います。

輸送方法はどうするの?

サローネの出展場所が決まったら、次は商品の内容と制作に掛けられる時間も考えていきましょう。
商品は、航空輸送するのか、海上輸送するのか。航空輸送は早さが売りなので、比較的通関も簡単で、引取から現地まで2週間弱で到着します。対して海上輸送は、通関も細かく詳細が聞かれますし、船に載せているだけでも40~50日掛かるので、引取から現地までおおよそ2か月を予定してください。制作に注力して頂けるよう輸送予定もこちらで作成させて頂きます。
製作する商品も決まった!出展場所も確保した!輸送も予定がわかった!さあ、次のプロセスです。

輸送に関わる必要書類

ミラノまで輸送するには、商品を輸出するための書類を揃えなければいけません。輸出するために必要な書類はこちらです。

  • インボイス
  • パッキングリスト
  • ATAカルネ

インボイスは、どれくらいの値段の商品なのか、何個輸出するのか、誰が誰宛てに輸出するのか、といった情報が記載されたものです。新作の商品をお出しになると思いますが、市場価格でどれくらいの価値があるかを記載しましょう。
また、どのような材料を使って製作されたか、例えば木材でも木の種類によってはワシントン条約のため輸出できないものもありますので、自然の材料(木やイ草など)やリチウム電池等を使用した商品の場合はお早目にご相談いただければと思います。
パッキングリストは、商品を梱包した後の縦x横x高さ、個数、重量を記載した書類です。商品も出来上がってないのに、梱包後のサイズなんて・・・と思われるかもしれませんが、飛行機や船のスペースを取るために必要になってきます。
サローネが間近に迫ってくると、コンテナ等のスペースもタイトになってきますのでこちらも早目に確定できれば安心です。

ATAカルネ

輸出しようとする商品の書類の中に「ATAカルネ」があります。これは、世界の主要国の間で結ばれている「物品の一時輸入のための通関手帳に関する通関条約(ATA条約)」に基づく国際的制度による通関書類です。ATAカルネを利用することによって、それぞれの国の税関で都度、課税されることなく輸出入通関する事ができます。
注意するべき点は、必ず同じ物が同じ数だけ1年以内に日本に戻ってくることです。(例えば、説明書やチラシなどはサローネで配ることを目的としているのであれば、ATAカルネで輸出入はできません。日本に戻した時、行きの時と数量が変わっていたら税関で大変なことになります!!)
ATAカルネは、「一般社団法人 日本商事仲裁協会」が発給を行っています。事務所は東京と大阪にありましたが、2021年に大阪事務所は東京事務所と一緒になり、現在は東京事務所のみです。発給申請するためには、法人の場合は登記事項証明書、印鑑証明書、決算報告書などが必要になります。

【簡単】国際輸送・カルネを使用した通関手続き3つのポイント | 株式会社オーティーエスジャパン (ots-jpn.com)


宿泊ホテルも同時にチェック

ミラノ―サローネの出展を申し込み、輸送方法も決まった後、早い段階でホテル予約をしましょう。
普段は商業都市で東京の物価と同じくらいのミラノも、サローネの4月になるとホテルの価格が上昇し、空室を見つけるのが難しい・・・(汗)どこのサイトをみても、この時期はどっと予約が押し寄せます。どのあたりに宿を構えるか?毎日通う見本会場の近くか?それとも、おしゃれな地域?少しお手頃な郊外?様々なホテルがあります。ホテルには予約サイトから予約するか、旅行代理店を通して航空券と一緒に手配してもらう方法もあります。
ミラノには、気軽に入れるバールやピザ屋さん、高級なレストラン、和食、中華、なんでも揃っていますので、食事にも困りません。キッチン付きのレジデンスなら、食材を買って宿泊している施設で調理するのもいいですね!プロシュートやワインもスーパーで手頃な値段で購入できます。
ミラノサローネに商品を輸送するには、海上便か航空便があります。どちらもサローネ開催の1週間前までにはミラノの弊社倉庫へ到着するようにスケジュールを組んでおります。
トラックの混雑を避けるため、サローネ会場へは搬入する時間が細かく決まっており、サローネのコーディネーターと輸送担当者が綿密な打ち合わせをし、指定された時間通りに商品をお運びします。

見本市の細やかな手続きや準備について、イタリアの商習慣に精通したコーディーネーターがお手伝いします。
「OTSのホームページを見た」とお伝えしていただければ話がスムーズです!
https://www.bacchino.co.jp/

 

大きな商品であれば、商品をスムーズに搬入、設置できるようリフトの手配や会場の間口も事前に確認しております。別途、サンプル品やご来場者にお渡しする手土産もありましたらご一報ください。

 

プレス発表

ミラノ―サローネの出展を決められましたら、あなたの作品・商品を世界に大々的にアピールするプレス発表があります。
サローネの本番前日に行われ、目の肥えたプレス記者に初披露です。
2022年はミラノサローネ60周年でもあり、家具とキッチン、インテリアが一斉にミラノに集結します。そんなビッグイベントに出展されたあなたの商品をどんどん世界にアピールしてください。プレスへの対応もサローネのコーディネーターがお手伝いさせて頂きます。また商談には通訳者も手配可能です。下記の資料をご準備頂くと話がスムーズに進みます。

・商品の価格表
・カタログ
・プレゼン資料

イタリアの商習慣を考慮した価格の付け方についてご提案させていただきます。また、輸送費用につきましては、まずは弊社にて輸送方法やお見積りのお手伝いをさせて頂きますので、どうぞお気軽にお問合せください!
サローネに向けてしっかり準備をしたつもりが、会場に到着した後「あ、什器が必要だ・・・。」、「日本語の話せる施工者はいないかな」など海外ならではのお悩みも出てくるもの。。。
日本人コーディネーターが施工業者やその他ご要望に合わせた什器など、ミラノ現地で相談に乗りますのでご安心ください。(イタリアでどうしても入手不可能な、日本ならではの素材や材料については、先にお知らせしますのでご準備くださいね。)

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