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効率的な国際輸送に適したパレットの種類とメリットについて詳しく解説

輸出入の物流が増え、効率的な輸送をしたい、物流コストを削減したい、でもダメージも心配。。。とお考えの方。

国際輸送において、物流の効率化やコスト削減が求められる中、パレットの選択が重要なポイントになっています。

パレットを正しく選ぶことで、輸送中の荷物の安全性を確保し、作業効率の向上にもつながります。

本記事では、国際輸送で使用されるパレットの種類とそのメリットについて詳しく解説します。

パレットとは

 

パレットとは、物流業界で欠かせない荷役台であり、荷物を効率的に運搬するための重要なツールです。

主にフォークリフトやハンドリフトの爪をパレットの脚の間に差し込むことで、簡単に持ち上げたり降ろしたりできる構造になっています。

パレットの最大の特徴は、作業効率の向上にあります.

複数の荷物をまとめて移動できるため、従来の手作業に比べて時間と労力を大幅に削減できます。

また、輸送中の荷物が崩れるリスクを低減し、破損防止や安全性の向上にも寄与することで物流全体の生産性が向上し、コスト削減にも繋がります。

さらに、パレットは国際輸送でも活躍しています。

規格化されたサイズや素材が採用されているため、国を跨いだ物流にも対応可能です。

持続可能な物流の一環として、リサイクル可能なパレットの使用が増加している点も注目されています。

パレットの種類

 

パレットには、使用目的や荷物の特性に応じて選べる様々な種類の主要な素材があります。

熱処理(燻蒸処理)パレット(強度:強)(wooden pallet)

 

概要

熱処理パレットは、病害虫を十分に除去した木材を使用したパレットで、輸出規制がある国でも利用可能です。
木材は56℃以上で30分以上の加熱処理が施され、「HTスタンプ」が押印されたものが国際基準に適合しています。
製品サイズに合わせて作れるカスタマイズ性も特徴です。

メリット

  • 国際輸送の規制に適合しやすい。
  • 強度が高く、再利用が可能。

デメリット

  • 長期使用で木材が劣化する可能性がある。
  • 高湿度環境下ではカビや腐敗のリスクがある。

合板パレット(強度:強)(plywood pallet)

 

概要
合板パレットは、ベニヤ板やLVL材(積層単板)を使用したパレットです。
これらの素材は軽量でありながら強度が高く、含水率が低いのが特徴です。
積み付ける製品サイズに応じたカスタマイズが可能で、国際輸送に適した選択肢です。

メリット

  • サイズや加工を自由に指定可能。
  • 軽量かつ耐久性に優れる(寿命は5~10年)。
  • 湿気や温度変化に強く、静電気が発生しにくい。
  • 安価な素材でコストを抑えられる。
  • 補修が可能で、長期間の使用に適している。

 

デメリット

  • 木製パレットに比べ、湿気や強い衝撃への耐性がやや劣る場合がある。
  • 初期加工費用が発生することがある。

プラスチックパレット(強度:強)(plastic pallet)

 

概要
プラスチックパレットは耐久性が高く、清潔さを保てる点が特徴です。
特に食品や医薬品の輸送で重宝されますが、サイズが限定されるため、積載効率に影響することがあります。

メリット

  • 洗浄が容易で衛生的。
  • 木製パレットよりも軽量。
  • カビやヤニ、木くずが発生せず、ほぼ無臭。
  • 耐水性に優れ、再生可能な素材としてリサイクルが可能。
  • 寸法や重量のばらつきが少ない。

デメリット

  • 初期コストが高い。
  • サイズが固定されており、スペース効率が劣る場合がある。
  • 廃棄処分にコストがかかる場合がある。

段ボールパレット(強度:弱)

 

概要
段ボールパレットは軽量で、小型の荷物を中心とした用途に適しています。
リサイクルが容易でエコフレンドリーな素材として注目されていますが、強度が限られるため、大型荷物には不向きです。

メリット

  • 重量が軽いため、軽量荷物の輸送に最適。
  • リサイクル可能で環境に優しい。
  • 低コストで一度きりの輸送にも適している。

デメリット

  • 耐久性が低く、湿気や衝撃に弱い。
  • 重量物や長距離輸送には不向き。

パレットを使用するメリット

 

パレットの使用は、輸送効率や荷物の安全性を大幅に向上させる重要な手段です。
以下に、具体的なメリットと注意点を解説します

メリット

  1. 紛失や積み残しリスクの低減
    カートンをバラで輸送する場合、積替え地や到着地で一部の荷物が紛失したり、積み残されるリスクがあります。
    これにより、輸入通関が止まるなどのトラブルが発生することもあります。
    一方で、荷物をパレットに全て積載することで、これらのリスクを大幅に軽減できます。
  2. 作業効率の向上
    バラ荷物の場合、人手での積み下ろしが必要ですが、パレットを使用すればフォークリフトを活用でき、積み下ろし作業が迅速に完了します。
    作業時間と人件費を削減できるだけでなく、荷物へのダメージも最小限に抑えられます。
  3. 荷物の破損防止
    人手で運ぶ場合、重量のある荷物は投げられたり乱雑に扱われることが多く、破損のリスクが高まります。
    パレットにまとめることで、荷物が安定し、丁寧な取り扱いが可能になります。
  4. 輸送効率の最大化
    パレットは規格化された四角形の形状を持つため、トラックやコンテナに隙間なく積載することができます。
    また、高さの低いパレットは2段積みにすることで輸送効率をさらに高めることが可能で、1トン単位の大型輸送にも対応できます。
  5. 積替え地での安全性向上
    倉庫への入庫や積み替え作業が簡単になり、紛失や抜き取りのリスクを低減することで、国際輸送でも安心して利用できる手段として広く認識されています。

国際輸送で使用するパレット

 

国際輸送では木製梱包材の輸入規制(ISPM No.15)があり、この輸入規制を導入している国々があります。

合板ではない木製パレットを使用する場合は熱処理されている事を証明するHTスタンプが押されている木材を使用したパレットを使用しましょう。

ISPM No.15を導入している国々は下記の通りです。

輸出用木材こん包材に関する各国の情報:植物防疫所 (maff.go.jp)

ヨーロッパ州 アフリカ州 アジア州 大洋州 北アメリカ州 南アメリカ州
EU
ウクライナ
グルジア
スイス
ノルウェー
モンテネグロ
ロシア
エジプト
ケニア
セーシェル
ナイジェリア
南アフリカ
イスラエル
インド
インドネシア
韓国
スリランカ
シリア
シンガポール
タイ
台湾
中国
トルコ
フィリピン
マレーシア
ヨルダン
オマーン
レバノン
ベトナム
香港
オーストラリア
ニュージーランド
アメリカ
カナダ
キューバ
グアテマラ
コスタリカ
ジャマイカ
トリニダード・トバゴ
ニカラグア
パナマ
ホンジュラス
メキシコ
アルゼンチン
エクアドル
コロンビア
チリ
パラグアイ
ブラジル
ベネズエラ
ペルー
ボリビア

パレットには各国で流通しているパレットの訳3分の1が、下記の標準パレットになります。

標準パレットは物流上の効率化を図るために各国で決めてあります。

日本・韓国 中国 台湾 EU アメリカ オーストラリア
1100×1100 1200×1000 1200×1000
1100×1100
1200×800
1200×1000
1219×1016 1165×1165

単位:mm

日本の標準サイズのパレットであれば、例えば10トントラックなら2×8=16枚のパレットが積載できます。

また4トンロングトラックは2×5=10枚、2トンロングトラックは1×3=3枚、2トンスーパーロングドラック1×4=4枚、

20トントラック2×23=24枚とトラックの大きさによって積載できるパレットの数があらかじめ分かるので、トラックを何台必要か簡単に計算する事ができます。

まとめ

 

パレットは、輸送業界における革新的な発明品であり、物流拠点での荷物管理や輸送効率の向上に欠かせない存在です。

その利便性は、輸送コストの削減や荷物の安全性確保といった具体的な効果を生み出し、輸送業界を支える「縁の下の力持ち」として活躍しています。

さらに、近年では環境に配慮したパレットの需要が高まっています。

リサイクル可能な素材やカーボンニュートラルを意識した製品が次々と登場し、世界的な規格化の動きも進むと予想されます。

このような取り組みは、持続可能な物流の実現に向けた大きな一歩となるでしょう。

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