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国際輸送企業に就職・転職するために必要なこと

転職。

 

皆さん、この言葉を聞いてどんなふうに感じますか?

さらなる自身の成長のためや、新しいことに挑戦したい、と前向きに捉えられる方や、反対に新しい環境になじめるのかどうか、と不安に感じる方もいるかと思います。

一番多い意見としては、より良い人間関係を新しい職場で築けるかどうか、ですよね。皆さんの中には、これまで転職をされた方も多いはず、もちろん私も転職組です。慣れている環境から新しい環境に飛び込むことはとても勇気がいることですよね。もちろん、今の職業を天職だと思ってずっと続けていく方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、転職に対してネガティブな考えをお持ちの方、ちょっと待ってください。転職ってたくさんの新しい方と出会えたり、自身の新しい一面を発見できたり、実はいいこともたくさんあるんですよ。ある女性も悩んで転職しましたが、今の仕事を楽しんでとても充実した人生を送っています。彼女の転職のきっかけから現在までのストーリーをちょっと覗いてみましょう。

アパレル店長時代

 

これまで、10年間アパレルショップの店員として仕事をしてきた彼女は、店長職2年の経験もあるベテラン販売員でした。もともとファッションが好きで、将来は家業である衣料品店を継ぎたいと考え、勉強のために販売員となりました。そんな彼女が転職を考えだしたきっかけは、結婚したこと。

また、年齢もある程度重ねてきており、新しく入社した方たちに経験を積んでどんどんスキルアップしてほしい、と考え退職を決意したそうです。新しい職場が決まっていない中での退職でしたが、これまでいた環境で自身の使命をやり遂げたという気持ちが後押しし、新たな人生へ1歩を踏み出しました。

さて、ここまでで彼女の気持ちに共感された方もいらっしゃるかと思います。彼女は、アパレル販売の仕事に不満はなく、慣れている職場なのでこれからも続けていくだろうと誰もが思っておりました。まさに彼女の中での転機がきたようです。ここからは、彼女がどのようにして今の職場に就職したか、また就職してから困ったことや、反対によかったことに焦点を当ててみましょう。

職探し

 

早速ハローワークに通いながら、仕事を探す日々。これまでのアパレルでの仕事に満足していながらも、シフト制や立ち仕事、労働時間の長さなどにストレスを感じていたため、次は、週休2日制の事務職を探すようになったそうです。

また、就職に役立つようにと、簿記の勉強も始めました。これまでのアパレル経験を活かせる服飾関係の事務の面接にも行きましたが、惨敗。営業の方が向いているのではないか、とその時の面接官の方にいわれ落ち込んだそうです。ご友人にも、事務職は向いていないと言われたことも。でも、向いているか向いていないかわからないけど、とにかくやってみようと転職に前向きに取り組んだようです。

そんな中、ふとやりたいことを考えたとき、自身が中学の時から英語にはまり、大学では外国語学科入学、また在学中に1年間のアメリカ留学経験をし、英語漬けの日々を送っていたことを思い出しました。アパレルで仕事をしていたときは、英語を全く使う機会がなかったので、次の仕事は英語を生かせる仕事に就きたいと考えるようになったそうです。

日々の転職活動の中、国際輸送、貿易事務の募集用紙が目にとまりました。国際輸送や貿易事務など、今まで耳にしたこともない仕事でしたが、<初心者歓迎、英語できる方>と募集要項には記載があったので、恐る恐る門をたたきました。面接では、今までの仕事の内容や、どういう役割で勤務をしてきたか、また、英語を使用することが多いが問題はないか、など聞かれました。面接ではしっかりと自身の意志を伝えることができたので、無事に採用通知を頂いたときは、うれしかったとのこと。これからの新しい仕事に対して、緊張感を持ちつつ、とても楽しみに入社までの時間を過ごしました。

どきどきの初出勤

 

もともと人見知りだった彼女。新しい環境になじめるのか、とても不安だったそうです。また、職場は、男性、女性の上司と彼女を含め3人の職場でした。

人数が少ないからこそ、コミュニケーションが大事。前職での接客業で学んだ話術を生かし、より良い関係を築いていこうと励みました。しかし、彼女にとってまったく新しい業種、また、業務内容の多様性などから“転職の壁”にぶち当たりました。毎日パソコンの前に座り、メール確認から始めましたが、国際輸送の流れが全く分からず、メール内容を理解するにもかなりの時間がかかりました。

業務内容を学ぶ中で、貿易の輸出、輸入の連絡内容の違いがあるとのこと、海外との時差があるので、午前中には日本のお客様からのメールの確認、午後からは社内共有のファイル作成、また、夕方からは海外の代理店とのメールのやり取りなど、時間帯によって業務内容が変わることの難しさを知りました。また、特殊な貿易用語なども理解するのに約3か月かかりました。その3か月の間、仕事をなかなかうまく進められず、上司からは多々指導を受け、仕事の大変さに根を上げ、辞めようかと考えたこともあったようです。

今までの仕事では、店舗間異動はあったものの、服を販売するという仕事内容は変わらず、接客が大好きだったので、楽しく仕事をしていましたが、今回はわからないことが多すぎて、弱気になっていました。しかし、その中でも女性の上司の方が、いろいろと気にかけてくださり、お話もたくさん聞いてくださいました。その方も転職して国際輸送の仕事に就かれたとのこと、内容を把握するまで時間がかかったとおっしゃっていました。まずは、貿易のしくみや内容を理解し、この業務を行う理由を考えて仕事をするようにしました。

また、業務内容をより深く理解するため、貿易検定の受験を勧められました。それ以降、わからないときは、すぐに上司に確認することを心掛け、日々知識をつけていきました。その方が、粘り強く教えてくださり、たくさん話をきいてくださったからこそ、国際輸送の仕事が楽しく、今では毎日が充実していると嬉しそうに話していました。

まとめ

 

彼女の転職ストーリーはいかがでしたか?親身になって話を聞いてくださる方や、熱心に業務内容を教えてくださる方が社内にいると心強く、転職をしてよかったなと彼女は思っています。

今、転職する方、転職を考えている方は多いですよね。もし、今の職場での悩みがある方や、もっと自身の能力を生かせる場所で働きたい、と考えている方は、転職を視野にいれるのもいいのではないでしょうか。まずは、普段頑張っている自身を褒めてあげてください。そして、新しいステップに進むにしても、自身のできることから始めてみましょう。彼女が選んだ国際輸送の仕事は、人とモノをつなぐ仕事です。お客様へのより良いサービスを提供する、という点では、接客・販売業を10年頑張ってきてよかったなと感じていることでしょう。

役に立たないことはない、どこでも今いる場所で自身を輝かせていきましょう。

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