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アメリカに輸出するときのポイントや注意点を分かりやすく解説

 

アメリカに輸出するときは、商品の認証、輸出管理制度、輸入規制などのような取り決めを守る必要があります。

 

この記事では、

  • アメリカに輸出する際に抑えておくべきポイントが知りたい
  • アメリカに輸出する際の注意点が知りたい
  • アメリカに輸出する際に必要な商品認証が知りたい

そんな疑問にお応えします。

 

この記事では、アメリカに輸出をするときのポイントと、特に注意すべき点をまとめています。

この記事を最後までお読みいただくことで、アメリカへの輸出をスムーズに行うために役立つ情報を知ることができます。

 

アメリカ輸出5つのポイント

 

アメリカへ輸出するときのポイントは以下の通りです。

 

■アメリカ輸出5つのポイント

①UL認証により商品の信頼性を高める

②アメリカの関税制度を理解しておく

③アメリカ向け輸出の必要書類を理解しておく

④2500ドル未満の小口貨物は略式輸入扱いになる

 

①UL認証により商品の信頼性を高める

 

アメリカ向け輸出のポイントとして「UL認証」を抑えておきましょう。

UL認証を取得することで商品の機能や安全性の証明ができます。

UL認証は「アメリカ保険業者安全試験所」による安全規格のことです。

例えば、アメリカではUL認証が義務付けられている場合が多く、電気製品の多くはUL認証品となっています。

 

UL認証については以下のページで詳しく確認ができます。

 

UL (安全機関) – JETRO 日本貿易振興機構

 

また、UL認証取得の流れは以下の通りです。

 

①認証機関に必要書類を提出する

  • UL認証申請
  • 所定の見積
  • 申請依頼書
  • 製品資料(仕様書・写真・取り扱い説明書など)

 

②認証機関から評価に必要なものが連携される

  • 署名契約書
  • 製品サンプル
  • 製品資料など

 

評価に必要なものを認証機関へ送付しましょう。

 

③評価の結果

評価に合格すると完了通知書(Notice or Completion:N of C)が発行され、商品へのULマーク使用が可能となります。

 

UL認証取得はあくまでも任意ですが、商品の安全性や信頼性の証明に有効です。

アメリカへ輸出をする際は可能な限り取得しておくと良いでしょう。

 

②アメリカの関税制度を理解しておく

 

アメリカ向け輸出2つ目のポイントは、アメリカの関税制度を理解しておくことです。

関税は商品が国境を越える際に必ずかかってきますので覚えておきましょう。

 

アメリカの関税率は主に3つです。

  • 一般税率(NTR諸国向け税率)
  • 特別税率(FTAなど)
  • 法定税率

 

一般税率はNTR諸国向け税率のことで、日本はこちらの税率が適用されます。

(NTRとは、正常貿易関係のことで制裁などがなく正常な貿易関係を築けることです。)

特別税率はFTA(自由貿易協定)などのように特恵措置(関税撤廃・緩和など)が適用される税率です。

法定税率は、キューバ、北朝鮮、ロシア、ベラルーシの4か国を対象とした税率です。

 

関税率は米国関税率表によって定められており、以下の国際貿易委員会(USITC)で確認ができます。

Harmonized Tariff Schedule (usitc.gov)

 

日本からアメリカへ輸出する際は一般税率(NTR税率)が適用されることを覚えておきましょう。

 

したがって、日本国外で商品が最終的に消費されるため日本国内で消費税は原則かかりません。

 

③アメリカ輸出の必要書類を理解しておく

 

アメリカ向け輸出3つ目のポイントは、輸出する場合に必要な書類を理解しておくことです。

輸出手続きをスムーズに行えます。

例えば、アメリカへ輸出するということは、海外と取引を行うため以下の“通関書類”が必要になります。

〇インボイス

輸出申告書、インボイスを元にして作成する税関への提出書類

〇パッキングリスト

輸出する商品の寸法・重量・数量・梱包荷姿などが記載されている書類。梱包明細書とも呼ばれる

〇SI(シッピングインストラクション)

輸出する際にフォワーダーに提出が必要となる書類

 

また、“通関業者に初めて通関依頼をするとき”は委任状の作成提出が通関業法にて定められていますので合わせて覚えておきましょう。

 

④2500ドル未満の小口貨物は略式輸入扱いになる

 

アメリカ向け輸出4つ目のポイントは、2500ドル未満の小口貨物についてです。

2500ドル未満の小口貨物は、通常の貨物と比べてかんたんに輸入手続きができます。

理由は、略式輸入(informal entry)として貨物が扱われるからです。

 

例えば、略式輸入手続きは、“フォーム3461(Entry/Immediate Delivery)”を米国税関国境警備局に提出することで可能です。

手続き自体は買手(輸入者)、もしくは通関業者が行います。

ちなみに、繊維製品・制限品目等は略式輸入の対象外となりますので覚えておきましょう。

 

アメリカ輸出の注意点

 

アメリカ輸出する際は以下の点に注意しましょう

  • 輸出貿易管理制度を守る
  • アメリカの輸入規制を把握しておく
  • FDA認証有無を確認する

 

輸出貿易管理制度を守る

 

アメリカ向け輸出にあたって注意すべきは、輸出貿易管理制度を守ることです。

なぜなら、輸出には規制や関連法案などの取り決めがあり、これらを守らないと罰則を課せられてしまう可能性があるからです。

例えば、輸出貿易管理制度には以下があります。

 

■輸入関連法案

  • アンチダビング
  • 相殺関税
  • セーフガード規定
  • 外国政府等の不正貿易慣行
  • 不公正貿易慣行
  • 輸入課微金(国際収支制限)
  • バイ・アメリカン、バイ・アメリカ関連

 

■輸入制限法令

  • 合衆国法律集
  • 連邦行政命令集

 

■その他

  • テロ関連の輸入規制
  • コンテナ・セキュリティ・イニシアティブ
  • 木製梱包材の害虫駆除規制
  • 原産地証明
  • t.c…

 

詳しくは以下のサイトで確認できます。

貿易管理制度 | 米国 – 北米 – 国・地域別に見る – ジェトロ (jetro.go.jp)

このように、アメリカに限らず輸出をする際にはさまざまな取り決めがあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

 

アメリカの輸入規制を把握しておく

 

アメリカには“輸入規制”が設けられています。

つまり、輸出国側から見ると輸出規制と捉えることができますね。

輸出する際は、商品が“輸出規制”に当たらないか事前に確認しておきましょう。

 

■アメリカの輸出規制

  • 輸入禁止・制限品目
  • 輸入数量割当制
  • 輸入にあたり許可が必要な品目
  • 個人による米国への持ち込みが規制される品目

 

上記のように、品目によって輸入禁止・制限が設けられていたり、許可制のものがあります。

また、企業輸出だけではなく個人の持ち込みによる規制品目があるのも特徴的です。

 

詳細については以下のページで確認できます。

貿易管理制度 | 米国 – 北米 – 国・地域別に見る – ジェトロ (jetro.go.jp)

アメリカへ輸出するに当たっては“輸入規制”を事前に把握しておきましょう。

 

FDA認証有無を確認する

 

アメリカへ輸出する際は、輸出する商品のFDA有無を確認しましょう。

なぜなら、FDA認証対象であるにも関わらず「認証せず」に輸出してしまうと刑罰対象になる可能性があるからです。

 

■FDAとは

FDAとは“Food and Drug Administration”の略で、アメリカ食品医薬品局のことです。

食品や医療品の安全性や有効性の確保、公衆衛生の向上などの役割をもつ公的機関であり、

日本でいう厚生労働省のようなものです。

 

おおまかには食品・飲料・化粧品・一般化粧品などがそれにあたります

例えば、食品であれば以下がFDAに該当します。

 

FDAに該当する食品の例

  • 果物、野菜
  • 魚および海鮮食品
  • 乳製品、卵
  • 飼料、ペットフード
  • 缶詰食品
  • t.c…

 

FDA承認を行うには、FDAアカウントの登録、事前申告番号の取得などが必要です。

適切な輸出手続きを行うためにも、FDA認証の有無は確認しておきましょう。

まとめ

 

今回は、アメリカに輸出する際のポイントと注意点について解説しました。

 

■アメリカ向け輸出5つのポイント

①UL認証により商品の信頼性を高める

②アメリカの関税制度を理解しておく

③アメリカ輸出の必要書類を理解しておく

④2500ドル未満の小口貨物は略式輸入扱いになる

 

■アメリカ輸出の注意点

  • 輸出貿易管理制度を守る
  • アメリカの輸入規制を把握しておく
  • FDA認証有無を確認する

 

アメリカへ輸出する際には、商品の認証や制度、規制など細かな取り決めがあります。

このような取り決めは、適切な輸出をするための必要事項ですのでよく覚えておきましょう。

 

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