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ザ・貿易 入門編1~輸入って難しいの?(5)

貿易 フォワーダーのお仕事・輸入

いよいよ出荷準備が整い輸入

OTS JAPANから連絡があり、DOVE srlで出荷準備が整い現地時間の明日集荷して、下記のスケジュールで到着する予定との事。

① MAWB NO:055 4536 3345
② HAWB NO: OTS-2488
③ FLT NO: AZ 738
④ ETD MXP: 14/11/2020 13h55
⑤ ETA NRT: 15/11/2020 10h35
⑥ PCS/WGT: 5 pcs/G/W 70 kgs, C/W 125kgs

① ②はわかるけど③はFlight Numberだね。つまり便名。AZはアリタリア航空だね。
④ ⑤はETDはEstimated Time of Departure, ETAはEstimated Time of Arrival
つまり出発予定時間と到着予定時間だね。

PCS/WGTはPieces, Weight,何個口で何キロという事だと思うけどG/WとかC/Wってなんだろう?とまたOTS JAPANに聞いてみた。

航空貨物の場合、実重量と容積重量と比較して数値の高い方を運賃適用重量というらしい。
実重量=Gross Weight 梱包後に量りではかった実際の重さ
 梱包前の貨物自体の重量はnet weightという。
容積重量=Volume Weight 縦x横x高(cm)÷6000
運賃適用重量=Chargeable Weight 実重量と容積重量の数値の高い方を適用。
例)1個口、実重量60キロ、サイズは100cm四方の箱に梱包
 容積重量=100x100x100÷6000=166.666=167kgs
つまり実重量は60キロなのに運賃は167キロとして計算されるという事。
なるべくコンパクトに梱包することも大切という事みたいです。
航空運賃(Air freight)は1キロあたりいくら・・という形で請求されるみたい。

さてOTS JAPANから連絡があり、到着が確認できたとのこと輸入通関も任せているので、OTS JAPANが配送までやってくれる。
日本ではフォワーダーと通関業者(=乙仲、英語ではcustoms broker, agentなど)が別に考えられているらしく、輸送はフォワーダーでやって輸入通関は指定の通関業者に貨物と書類を渡しその通関業者が通関して配送するというパターンも多いらしい。

めでたしめでたしで、無事に商品が西山商事に届きました。

まあ、今回輸入するのに出てきた専門用語を書き出して、復習しておきましょう。

Incoterms,/Shipper,/Supplier,/Freight Forwarder,/Payment terms, MAWB/HAWB
Commercial Invoice,/Packing list/Gross weight/Net weight/Volume weight/Chargeable weight/Air freight/Customs broker/ETD/ETA/Tariff Quotaなど・・

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