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ピアノなどの楽器を海外に輸送する方法を輸送例とともに分かりやすく解説

ピアノ

今回は、ピアノなどの楽器の海外への輸送について解説します。
当記事では、次のような内容に沿ってお伝えします。

楽器を海外へ輸送する方法

楽器を海外へ輸送することは可能です。
その輸送する方法としては大きく分けて、①自分で運ぶ方法、②輸送業者に任せる方法の2つがあります。
輸送したい楽器の種類、価格、価値などに応じた適切な輸送方法を選択することによって、
送り先が海外でも安心した輸送が可能です。

自分で運ぶ方法

自身が飛行機やフェリーで海外へ渡航する際に、手荷物として楽器を一緒に持っていく方法です。
自分で運ぶ場合、①飛行機の貨物室に預ける、②飛行機内へ持ち込む、③フェリーで運ぶ、の3パターンが考えられます。

業者に依頼するよりも手っ取り早く低コストで輸送できますが、
自宅から出発する空港または港まで、到着空港または港から到着地までは自分で運ぶ必要があります。

飛行機の貨物室に預ける

航空会社の受付カウンターでスーツケースなどと一緒に預ける方法です。
安全かつ低コストで輸送できるため、まず最初に検討したい方法です。

航空会社が定める範囲内であれば、無料で貨物室に預かってもらえます。
ただし、格安航空会社(LCC)を利用する場合や予約便が小さい機種である場合など、
航空会社、個数、重量、大きさなどによっては有料となることがあります。

楽器を貨物室に預けることに不安がある場合には、事前に航空会社に問い合わせてみると良いでしょう。

飛行機内へ持ち込む

楽器を手荷物として飛行機内へ持ち込む方法です。
安全かつ低コストで輸送できるため、貨物室預けとともに最初に検討したい方法です。
高価な楽器、希少性の高い楽器であれば、紛失や盗難のリスク面で貨物室預けよりもこちらの方が安心です。

航空会社が定める範囲内であれば、飛行機内に手荷物として持ち込むことができます。
他の手回り品もあわせて手荷物として認められれば、一般的には追加料金を払う必要はありません。

また、機内持ち込みサイズを超えてしまっても、追加料金を支払うことで持ち込む事が可能となる場合があります。
バイオリン専用のケースを用意している航空会社もあるので、必要に応じてサービスを利用すると良いでしょう。

フェリー内に持ち込む

手荷物としてフェリーで運ぶ方法です。
格安航空会社が台頭している昨今、フェリーは日本から海外への移動手段としてはマイナーとなっていますが、
旅客船として釜山と上海を結ぶ定期航路があります。

フェリーに持ち込める手荷物の範囲については、航空会社よりも船会社の方が広くなっていることが多いです。
船会社にもよりますが、中には最大サイズが200cm以内(3辺合計)、
最大重量が20kg以内であれば追加料金不要と定める船会社もあります。

なるべく海外まで自分で楽器を運びたいが飛行機では輸送できない場合などに検討してみると良いでしょう。

業者に任せる方法

楽器の海外輸送を業者に任せる方法です。
重量のある楽器を輸送したい場合、楽器だけ海外へ輸送したい場合などであれば、
業者に任せてしまうと良いでしょう。

国際郵便を使う

国際郵便を使って楽器を海外へ輸送する方法です。

国際郵便とは日本郵便社が提供する国際輸送サービスのことで、
最寄りの郵便局から海外の届け先まで一貫して依頼できます。
楽器の種類や大きさなどにもよりますが、楽器の輸送も受け付けています。

航空便での輸送、保険や受取通知などのオプションもあり、必要に応じて細かくオーダーすることができます。
最寄りの郵便局から発送ができること、日本郵便社のホームページでは輸送料金や日数を容易に確認することなどから、
多くの方にとって手軽な輸送方法となりそうです。

一方で、発送できる貨物の大きさと重量に制限があることに注意が必要です。
送り先や輸送方法などにもよりますが、1個当たり最大30kgまでの重量制限が設定されています。
大きさや重量が制限をオーバーするグランドピアノなどの大型の楽器であれば、国際郵便の利用は難しそうです。
また、梱包は自身で行わなければなりません。

輸送貨物が小さくそれほど希少ではない楽器であるときには、国際郵便の利用を検討してみると良いでしょう。

輸送業者に任せる

楽器を輸送業者に依頼する方法です。
依頼する輸送業者にもよりますが、自宅から海外現地の到着地までのドアツードアで輸送を依頼することも可能です。

梱包作業から、日本国内の輸送、日本での輸出通関手続き、海上または航空輸送、海外での輸入通関手続き、
海外現地国内輸送と到着まで、すべての輸送作業を依頼できるのは輸送業者に任せる方法のみです。

輸送コストはかかってしまいますが、依頼者にとって最適な輸送方法を提案してもらえるので、
楽器の輸送を得意とする業者や実績が豊富な業者に任せると安心です。

楽器の輸送例

最後に、楽器の輸送例を2つご紹介します。

ケース①重量のあるグランドピアノ

グランドピアノを輸送する場合、重量物でありサイズも大きいため、
輸送業者に依頼した上で海上輸送(コンテナ船で輸送すること)が適切な輸送方法となるでしょう。
コンテナのバンニングやドレーなど海上輸送は手配が難しいので、輸送業者に依頼するケースがほとんどです。

ケース②希少なバイオリン

希少なバイオリンを輸送する場合、自身で飛行機内に手荷物として持ち込んでの輸送が適切となるでしょう。
盗難リスクや紛失リスクを考慮すると、なるべく自身から離れない状態で輸送する事が大切です。
飛行機内に手荷物として持ち込めるかどうかは航空会社によりますので、輸送の際は事前に問い合わせるのが良いでしょう。

まとめ

今回は、楽器の海外輸送についてご紹介しました。
楽器の種類、重量、大きさ、価格、希少性、輸送スケジュールなどに応じて、最適な輸送方法を検討しましょう。
海外輸送に不安がある場合には、ぜひ弊社にご相談してください!

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