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ザ・貿易 入門編1~輸入って難しいの?(2)

貿易 フォワーダーのお仕事・輸入

取引開始

さてここからが本番、石田君の腕の見せ所。
チラッと「取引ガイド、国際貿易、ここが重要」という本を取り出し再確認。
まず大切なポイントは・・

① 日本に代理店があるか?(ある場合はもう市場に出ている、或いは出るという事)
② 価格は妥当か?いくらで販売してくれるのか?
③ 支払い条件は?
④ 貿易条件(Incoterms)は?
⑤ 納期は?

しかしイタリア語はチャオくらしか話せない・・得意の英語が話したい・・とその時、英語が話せる通訳さんが出てきてくれた。
そこでそれぞれについて確認する。

①ではまだ日本に販売代理店がないことを確認。
②もまずまずの価格 
③は出展社にとってもバイヤーにとっても重要な確認事項である。

出展社にとって一番気になることは「このバイヤーきちんと代金を支払ってくれるのかなあ」ということだし、バイヤーにとっても代金払ってきちんと商品送ってくれるのかなあ・・など不安がつきないからである。
確か支払い条件(Payment term)には前払い(Advanced payment),貨物が届いてから振り込み(Remittance: T/T Telegraphic transfer=電信送金)が一般的かなあ・・などと思案していると、イタリアの出展社、DOVE srlからL/Cの開設を提案された(L/C決済)。そしてL/C開設してくれるなら商品代金を5%割り引くという。
石田君の瞳がキラリと光った。そうL/Cの事は事前に十分勉強してきたからである。

L/CはLetter of Credit(信用状)のことで簡単にいうと銀行が条件付きで支払いを保証するというもの。
この場合ですと西山商事とDOVE srlとの売買契約で西山商事が日本側で開設銀行にてL/Cを開設します。そのL/Cの条項にいろいろと記入するのですが簡単に言うとこの条件で船積みをしてくれたら代金を銀行が保証するというもの。

つまり、DOVE srlが買取銀行に条件を満たす船積み書類を持ち込むと銀行が代金を支払ってくれるというものです。西山商事は下記のような内容でL/Cを開きます

① Latest shipping date(最終船済み日)
② Expiry date(L/Cの有効期限)
③ Partial shipment not allowed(分割積み禁止)

がいくつかの条件の中で重要な条項になりますが、フォワーダーとしては「指定業者として・・を利用する」という条項を加えてもらうとベスト。
上記の条件を一つでも満たさないことがあるとdiscrepancy通常、デイスクレといいますが買取が出来ないということになりますから、DOVE srlは条件通りの手配をして書類を買取銀行に差し入れて代金を回収することになります。
つまり出荷した後で、万が一西山商事が倒産しても銀行が支払いをしてくれるということなのです。なのでDOVE srlとしては、L/Cを西山商事が開いてくれることは一番大切な代金を回収するという点で保障されることなので、何よりも優先したいことなのです。

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